令和7年6月24日(火)向徳舎ボッチャ体験会
令和7年6月24日(火)、心地よい夏の気配が漂う午後、甲府市ボランティアセンターのご紹介で、学生ボランティア団体「甲斐縁隊(かいえんたい)」から高松陽子さんと稲生明日香さんのお二人が来舎されました。今回は、利用者の方が楽しめるボッチャの体験会を開いていただきました。
まずは、サークル活動の時間を使って、「甲斐縁隊」のお二人からボランティア活動への想いや日々の取り組みについて伺いました。優しい口調で語られる体験談に、利用者の皆さんも真剣な表情で耳を傾け、時にはうなずきながら聞き入っていました。
そしていよいよ、ボッチャ体験のスタート。室内の広さに合わせてルールをアレンジしながら、4つのチームに分かれて試合形式で進められました。最初は少し緊張した面持ちだった利用者の方々も、ボールを手にしてコートに立つと、一気に表情が変わります。
「よし、ねらって!」
「惜しい! でもナイス!」
白熱した声援が飛び交い、歓声や笑い声が響き渡ります。ボールの感触を確かめながら、距離感や力加減を調整して投げる難しさ、思い通りに投げられたときの喜び…。一投ごとに感情が動き、利用者の皆さんが夢中になって取り組まれている姿がとても印象的でした。
チームで声を掛け合いながら挑む試合は、勝敗以上に「一緒に楽しむ」ことの素晴らしさを感じさせてくれました。職員も利用者様と同じチームで参加し、笑顔と拍手があふれる和やかな時間となりました。
今回のボッチャ体験は、初めての取り組みでしたが、「またやりたい」「次はもっと上手に投げたい」といった声が多く聞かれ、皆さんの心にしっかりと残る体験となったようです。ご協力くださった「甲斐縁隊」のお二人には、心より感謝申し上げます。
「また来ますね!」という言葉を残して帰られたお二人。わずか数時間の交流でしたが、その温かい関わりが、利用者の皆さんの笑顔につながる、とても豊かなひとときとなりました。